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悪徳商法ハメさせ記


4.7 ( 1147 ratings )
ビジネス ブック
開発者 JUMPEI TAKEDA
1.99 USD

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あやしい話の危険な罠に飛び込んだ!

〈内容〉
第1章 スケベ心につけこむ詐欺商法
 1、エンゲージリング商法――もれなく美女がついてくる!?
 2、出会い系サイト商法――出会いはあるか?
 3、マルチ商法――サークル内の勧誘で人間関係が破綻
第2章 セミナー詐欺商法
 1、自己啓発セミナー商法――向上心を利用する
 2、趣味のセミナー商法――趣味からの誘導
第3章 スピリチュアル系商法
 1、オーラ商法――「悪霊が見えるって?」
 2、エネルギーグッズ販売――超能力の効果とは
 3、オカルト新説――壮大なフィクション
第4章 不幸につけこむ詐欺商法
 1、がん予防ビジネス――素人によるがんの宣告
 2、霊媒商法――体の不調は霊のせい
 3、占い鑑定商法――進めばわかる?
第5章 代理販売詐欺商法
 1、健康器具の代理店ビジネス――健康ブームの落とし穴
 2、やせる下着商法――美人への渇望
 3、チラシ配布ビジネス――安いものには裏がある
第6章 在宅ワーク詐欺商法
 1、ホームページ作成商法――必ず発生する諸経費
 2、筆耕ビジネス――ランクによって時給が変わる
 3、教材商法――資格取得までの道のり
 4、二次資格商法――修了しないと契約違反
第7章 裏情報詐欺
 1、「裏情報」ビジネス――脱法は通用するか
 2、架空請求詐欺
第8章 悪徳業者の手口8ヵ条
第9章 勧誘先からの脱出マニュアル

〈まえがき〉より抜粋
悪徳商法を行う業者は、ターゲットにした相手から多額の金をひっぱるために、まずどう料理するかを考える。ある意味、ターゲットは彼らの食材である。そこで業者が重要視するのは、相手が料理しやすい人間かどうかだ。つまり、これから行う騙しの手口に、ひっかかりやすい人間かどうかを見極めようとする。
悪徳業者にとっての騙されやすい人とは、まず自分たちの話の腰をおらずに素直に聞いているかである。そこで私は横柄な態度を取らず、従順な姿勢をとるように努める。私を狩ろうとする狼たちに対して、私自身をいかに従順な羊に見せるかにいつも腐心している。
ここに載っている業者は、私を羊とみるや、一気に刃を向けてきたものたちの記録でもある。悪徳業者は私を罠にかけたつもりであろうが、勧誘実態を書かれることで、逆に私にハメられてしまったというわけである。とくと「悪徳商法ハメさせ記」をご堪能、頂ければと思う。

〈著者略歴〉
多田文明(ただ・ふみあき)
ルポライター、キャッチセールス評論家、悪質商法コラムニスト。
1965年北海道生まれ。日本大学法学部卒。雑誌「ダ・カーポ」にて「誘われてフラフラ」の連載を担当。2週間に1度は勧誘されるという経験を生かしてキャッチセールス評論家になる。これまでに街頭からのキャッチセールス、アポイントメントセールなどの潜入は100ヵ所以上。キャッチセールスのみならず、詐欺・悪質商法、ネットを通じたサイドビジネスに精通する。
著書には『ついていったら、こうなった』『なぜ、詐欺師の話に耳を傾けてしまうのか?』(以上、彩図社)、『クリックしたら、こうなった』(メディアファクトリー)、『崖っぷち「自己啓発修行」突撃記』(中公新書ラクレ)、『ついていったら、だまされる』(イースト・プレス)などがある。